ここ最近、豪雨の日が多くなってきたと感じませんか?雨漏りが心配な個所があれば今すぐご相談ください。
雨漏りを見つけた場合は、とにかく被害を最小限に抑えることが大切です。
天井、壁、床などに雨水が広がらないよう「もしかしてこのシミは雨漏りかな?」と思ったら、すぐに対応していきましょう。
屋根の雨漏り
屋根の雨漏りの原因は、大きく分けて以下の2つがあります。
屋根材の劣化
屋根材は、雨風や紫外線にさらされ続けるため、経年劣化によってひび割れや剥がれ、サビなどの不具合が発生しやすくなります。これらの不具合が原因で、雨水が屋根材の隙間から侵入して雨漏りにつながります。
雨仕舞の不具合
屋根材と屋根材の接合部や、屋根材と外壁の取り合い部などには、雨水が侵入するのを防ぐための「雨仕舞」と呼ばれる部品が取り付けられています。この雨仕舞が劣化したり、不具合が生じたりした場合に、雨水が侵入して雨漏りにつながります。
屋根の雨漏りの原因は、以下のような場所で発生することが多いといわれています。
- 屋根の棟部分
- 天窓や換気扇周り
- 屋根材の継ぎ目部分
- 雨樋の接続部分
- 屋根材と外壁の取り合い部分
外壁の雨漏り
外壁の雨漏りの原因は、大きく分けて以下の3つがあります。
外壁材の劣化
屋根材と同じように繰り返しになりますが、外壁材は雨風や紫外線にさらされ続けるため、経年劣化によってひび割れや剥がれ、サビなどの不具合が発生しやすくなります。これらの不具合が原因で、雨水が外壁材の隙間から侵入して雨漏りにつながります。
シーリング材の劣化
外壁材と外壁材の継ぎ目や、外壁材と窓やサッシの取り合い部などには、雨水が侵入するのを防ぐための「シーリング材」と呼ばれる部品が取り付けられています。このシーリング材が劣化したり、不具合が生じたりした場合に、雨水が侵入して雨漏りにつながります。
施工不良
外壁の施工が不良であった場合にも、雨漏りが発生する可能性があります。例えば、シーリング材の施工が不完全であったり、外壁材の取り合い部が隙間があったりした場合、雨水が侵入して雨漏りにつながります。
外壁の雨漏りの原因は、以下のような場所で発生することが多いといわれています。
- 窓やサッシ周り
- 外壁材の継ぎ目部分
- 水切りの接続部分
- 外壁材と外壁材の取り合い部分
なお、外壁の雨漏りには、以下のような種類があります。
- シーリング材の劣化による雨漏り
- 外壁材のひび割れによる雨漏り
- 外壁材の剥がれによる雨漏り
- 外壁材の破損による雨漏り
- 施工不良による雨漏り
雨漏りの原因によって、修理方法が異なります。そのため、雨漏りの修理費用は塗装のお見積もりのように概算ではお伝えできないのですが、雨漏りを見つけたら、まずは専門業者に相談して原因を特定し、適切な修理方法を検討することが大切です。
ベランダの雨漏り
ベランダの雨漏りの原因は、大きく分けて以下の4つがあります。
防水層の劣化
ベランダの床には、雨水を防ぐための「防水層」が施されています。この防水層が経年劣化によってひび割れや剥がれ、剥離などの不具合が発生すると、雨水が防水層の隙間から侵入して雨漏りにつながります。
排水口の詰まり・劣化
ベランダの床には、雨水を排水するための「排水口」が設置されています。この排水口が詰まったり、劣化したりすると、雨水が排水されずに溜まり、雨漏りにつながることがあります。
勾配の異常
ベランダの床は、雨水が流れやすいように勾配が付いています。この勾配が異常であると、雨水がうまく流れずに溜まり、雨漏りにつながることがあります。
施工不良
ベランダの施工が不良であった場合にも、雨漏りが発生する可能性があります。例えば、防水層の施工が不完全であったり、排水口の施工が不完全であったりした場合、雨水が侵入して雨漏りにつながります。
ベランダの雨漏りは、以下のような場所で発生することが多いといわれています。
- 排水口周り
- 防水層の端部
- 床の継ぎ目部分
- 壁の立ち上がり部分
なお、ベランダの雨漏りには、以下のような種類があります。
- 防水層の劣化による雨漏り
- 排水口の詰まり・劣化による雨漏り
- 勾配の異常による雨漏り
- 施工不良による雨漏り
雨漏り対策
自分で雨漏りの原因を特定するのが難しい場合は、専門業者に相談することをおすすめします。
雨漏りは初期の段階で対策を行えば、コーキングや防水効果のある塗装を一部に施すことで、修理費用が格段に安く抑えられる可能性があります。
放っておくと防水処理だけでなく、お住まいの大切な柱を腐らせたり、内装工事も含めた大規模工事が必要になるかもしれません。
「ちょっとここが気になるな…」と思ったら是非お気軽にご相談ください。